
- 土地仕入れ×DX。豊富な情報があり、仕入価格の見極めに効きます!
- 株式会社フィット様
- 執行役員/スマートホーム事業部事業部長 竹村敏之様
分譲事業×DXにより急成長を遂げる株式会社フィット竹村様
御社についてお聞かせいただけますでしょうか?
弊社は、徳島に本社を構える住宅会社です。「いえとち本舗」ブランドでスマートホーム事業を展開し、その他、クリーンエネルギー事業、ストック事業の3つを軸としています。
私が事業部長を務めるスマートホーム事業部では、長年「注文住宅」が主流であった日本国内における住まいの在り方を、”暮らし方”から再定義し、マイホーム以外の形態の探索、「豊かな暮らし」を通じて脱炭素社会を実現する手段を開発しています。
土地バンクは、主にマイホームの土地仕入れをする際に活用しています。
最近は、クリーンエネルギー事業部での太陽光発電所用の農地調査、ヴィラ型コテージの調査関係ツールといった場面でも大変役立っています。



「土地なし客対応」ではなく、「土地仕入れ情報データベース」として使えることが判明
土地バンクを導入したきっかけをお伺いできますでしょうか?
実は、2年ほど前に、土地バンクや類似サービスも認知し、検討をしたことがあったのですが、見送っていました。
理由は、分譲住宅の比率を上げる(注文住宅の比率を下げる)事業戦略を決めていたことと、自社システムを運用していたことです。
今もですが、事業戦略上「注文住宅における”土地なし客”対応」より「分譲住宅の”土地仕入れ”強化」の方が重要だったということです。
それが去年、改めて導入することになったのはなぜですか?
直近のアップデート機能である、「農地表示」「公図機能」「相場情報」の3つが大きいです。
元々、国交省の土地総合情報システムや農地ナビで見ていましたが、土地バンクであれば、農振地域もハザードも学区も過去の物件情報も全て重ねて見られますね。
今は、自社のシステムと土地バンクを連携し、土地バンク上に自社の情報も載せています。全部土地バンクに一元化でき、圧倒的に便利になりました。


年間仕入区画数は「約300区画」。
この土地を”今”買うか? ”いくら”で買うか?の確かな意思決定をできます
具体的に土地仕入のどのようなシーンでご活用されていますか?
用地仕入れの営業マン目線でいくと、①WEB上の最新情報を集める、②不動産屋からもらった情報の”目利きができる”の2つがポイントだと思います。
①は毎日新着情報・価格改定情報が土地バンクで見られますので、各サイトを見なくても、良い物件が出たらすぐリアクションをしています。
②は、まずエリアごとの相場情報(平均販売価格や坪単価や販売期間)を調べ高いか安いか見ます。その上で、現在販売中の売れ行きも見ます。これにより早ければ1週間で決裁までいきます。現に、学区内の最低価格で土地を仕入れることができることが増えました。
竹村さん(管理職)の目線でいくと、いかがでしょうか?
決裁する側に人間とっては、現場との目線合わせがしやすくなりました。弊社では、一般社員⇔部長⇔決裁者という決裁構造になっています。その中で、現場に主導権があると「仕入れること」自体が目的化する場合があります。そうなると、都合の良い情報だけを集めて、上司は悪い情報を知らずに土地を仕入れるリスクが発生します。
但し、実際は、売上・利益・在庫回転率といった事業指標を鑑みて仕入れるべきです。
そうなると、「学区ごとの在庫→適正供給数→適正価格」といった形で、出口から逆算で判断軸を設け、入口(=仕入れ)を判断していく必要があります。その辺りを、土地バンクの保有する膨大なデータ(過去物件情報をはじめ人口動態・持家比率・地価変動など)を参考にします。これら総合的に見ながら、意思決定しています(これ以上は企業秘密です 笑)。

土地バンクで”事実情報(ファクト)”を集め、自社の”解釈・判断軸”を共通化することが勝ちパターンに
実際の成果実感としてはいかがでしょうか?
まずは、圧倒的に業務効率化につながっていますよ。
最初は5IDからスタートでしたが、効果を実感して、店舗ごとにID数も増やしていますし、他の事業部でも新規で使い始めたくらいです。
具体的な成果としては、土地仕入価格の精度が上がり「土地の在庫回転率」が向上することです。今は年間2回転(180日)を目標にしており、着実に良い傾向が表れています。
最後に、ひとことお願いします。
弊社は、ここ3~4年で本格的にDXに取り組みました。デジタル人材も社内で採用しました。
一方で、最近「不動産AI査定」などのシステムもある中、弊社は、”事実情報(ファクト)”を集めるのは「デジタル」で行い、それに対する”解釈”は「人間」が行うという、棲み分けするようにしています。
例えば、土地バンクが集めているデータを見ると「なんでこんな期間売れてないんだろう?」とか「なぜ、こんなに値段が下がっているんだろう?」といった不思議な情報に気づきます。そこに実はヒントがあります。その事実に気づけると良い物件を買えます。そういった不動産の目利きができるプロこそが、今後、付加価値のある仕事ができると考えています。
土地バンクは、エンドユーザに向けておらず、そのような”プロ”を目指す会社に向いていて、プロ人材が使うと「鬼に金棒」になるプロダクトだと感じます。
今後とも益々の発展・機能進化を期待しています。

株式会社フィット
所在地
徳島県板野郡松茂町中喜来字群恵39-1
事業内容
・スマートホーム事業
・クリーンエネルギー事業
・ストック事業
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