2024年3月26日に国土交通省より1月1日時点の公示地価の発表がありました。
土地バンクも3月29日に「情報」の地価公示データを最新版に更新しましたのでお知らせいたします。
今回は全用途の全国平均は前年比2.3%上昇と、3年連続での上昇となりました。
伸び率が2%を超えるのは33年ぶりということです。
特徴的だったのが、三大都市圏が+3.5%、地方圏が+1.3%だったのに対し、地方4市(札幌、仙台、広島、福岡)が+7.7%と強い伸びを見せていていることです。(地方圏は地方4市も含んでいます)
前回の基準地価に引き続き、半導体工場の建設が進む「熊本県大津町」や「北海道千歳市」では、高いところでは30%以上の上昇となっています。
その他で上昇の見られた地域を2箇所ほどピックアップしてみたいと思います。
1つ目は「長野県北安曇郡白馬村」です。
「大字北城字山越4093番2」で+30.23%で全国4位、「大字北城字堰別レ827番36」も+19.54%の上昇となっています。
外国人や富裕層の別荘地としての需要が強まっているということです。
その他、長野県内では、温泉地の「野沢温泉村」や、こちらも別荘地として有名な「軽井沢町」も大きく上昇しています。
2つ目は「千葉県市川市」です。
臨海部の工業地域で30%近い上昇が見られる地点がありました。
こちらは外環道の開通などによる物流拠点としての価値向上が影響しているようです。
一方、住宅地も強い伸びを示していて、市川市と、同じく東京近郊の「流山市」の両市は上昇率が10%を超えました。
都内のマンションが高騰している中、戸建を希望する子育て世代の人気が高まっているようです。
公示地価も地図上で確認すると新たな気付きを得られるかもしれません。
是非皆さんも土地バンクでチェックしてみて下さい!
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